コース紹介/レース報告

かすみがうらマラソン2023振り返り:体力を積み上げ直す

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こんにちは、ぴぴおです。

かすみがうらマラソンを走ってきたので、レースを振り返ります。

この大会の参加は4回目。

過去3回を振り返ると、1回目は2014年で、「ぬけぬけ病」のような症状(当時「脚つりそう症」と勝手に呼んでいた)に悩まされ3時間31分、2回目は2016年で、サブスリーを狙っていたものの、直前の肉離れと嵐に見舞われ3時間16分、3回目はオーバートレーニング症候群でまともに走れなかった上に猛暑で3時間38分。

いずれも不本意な成績に終わっていて、めちゃくちゃ相性の悪い大会。

でも、アクセスの良さや大会の雰囲気が気に入って、ついエントリーしてしまう。

今回も好記録は望めそうになかった。先月の板橋シティマラソンの疲れが抜けきらず、コンディション不良だからだ。したがって復帰後ベストは狙わず、代わりに実験として、ネガティブ・スプリットを試み、目安として3時間半でゴールすることを目指してみた。

板橋の教訓を生かして、直前の食事には気を遣ったため、おなかの調子に問題はなかった。

ネガティブ・スプリットにするべく、最初にオーバーペースにならないようにアップを控えめにして整列。

スタート前はどんよりとした曇り空で今にも雨が降ってきそうだったが、並んでいる間に少しずつ雲が薄くなり、予報通り、気温が上がりそうな気配になってきた。

大会役員やゲストのYoutuberなどの挨拶があった後、いよいよスタート。

スタートロスはスタートゲートをくぐった瞬間で測ったら44秒だったが、正式記録では36秒。ゲートの前にチップ計測機器のゴム板らしきものがあったので、そちらから計測が始まったもよう。

最初の1キロは頑張らずに走ることを心がけたところ、自分のガーミンでは5’13。前半は5’00/km、後半は4’50/kmくらいのペースをイメージしていたので、最初の渋滞や上り坂を考慮するとよいペースと言えそうだ。

しかし、その後は周りのペースにつられて、想定より速い4’40~4’50くらいのペースで推移した。10キロくらいからもう少し落としたが、それでも4’55/kmくらい。

ハーフの通過は1時間43分台。ここから意図的にペースを上げた。

想定より速いペースだったとはいえ、4週間前の板橋では1時間37分台でハーフを通過しているので、それと比べると5~6分遅い。普通に考えれば、これからペースを上げることはそんなに難しくはないように思える。しかし、この時点でかなり疲れていて、ペースを上げても長くは持たないのは明らかだった。

25キロまでは4’40/km前後のペースで走ったが、そのペースを維持する気力も体力ももうなかった。

そこでネガティブは半ばあきらめ、どうにかペースを保ってサブ3.5でゴールをするべく、28キロまで4’50/kmくらいのペースで走り、その後はキロ5分で走る計画にした。

しかし30キロに到達すると、キロ5分を維持するのもしんどくなった。

普通、マラソンで苦しいのは脚が動かなくなることだが、この日は心肺が長い運動の疲労に耐えられない状態。この辺りでは、快晴になり気温もだいぶ高くなっていた。

無事に完走するため、32キロを過ぎてしばらく歩くことにした。33キロのラップは6’17。

歩いているときに撮った写真

それまで給水は止まらずにとっていたが、ここからは板橋までのレースと同様に止まって飲むことにした。

ギリギリ苦しくないところまでペースを落として巡航。体感的にはキロ6分になったかと思ったが、5分半くらいにとどまっていた。

38キロから39キロの間で、もう一度歩きを入れた。

その後は、給水もとらずにゴールまで休まず走り続け、最後の1.195キロは頑張って少しペースアップ。

結局、ゴールはグロスで3:33:56。ネットで3:33:20。ネガティブ・スプリットもサブ3.5も達成できなかった。

21回目のフルマラソンで、4番目に悪いタイム。去年のマラソン復帰以降の4回では一番悪い。好調ではなかったものの、特に怪我や病気だったわけではないので、不満の残る結果といわざるを得ない。

ゴール直後の悔しい顔

それにもかかわらず疲労度は、復帰後の4回で一番大きい。

走った翌日に体で一番痛いところは、お尻とハム。次は右足薬指の爪。去年の水戸黄門漫遊マラソンで死んだ爪がやっと治ったのに、また死んだ。その次に痛いのは顔。日焼けでひりひり。

腕は「ガーミン焼け」

結果が振るわなかった理由を考えてみる。

第一に、今回は純粋に体力がなかった。前回の板橋から疲労が抜けきらなかった。45歳くらいの時は中4週間でフルを走っても、あまり問題はなかったが、今回は大ありだった。マラソンを走れる状態ではなかったのかもしれない。

第二に、ネガティブ・スプリットは自分には向いていなかったのかもしれない。イーブンを狙って力をセーブして、結果として少しポジティブになる(前後半のタイム差が2分くらい)というくらいが、過去の成功レースで見られたパターンの一つ(もう一つは、突っ込んで30キロくらいまで維持して、あとは落ち込みをできるだけ抑えるパターン)なので、無理にネガティブを狙わない方が良かったかもしれない。今回、21~25キロで頑張ってペースを上げたのが、その後のペースダウンにつながった可能性もある。

そもそも僕は、きついことや辛いことは先に済ませて、後で楽をしたいと考える傾向が強いので、性格的にはポジティブ・スプリットの方が受け入れやすい。

そんなわけで、今後の対策などを考えてみる。

最近はスピード不足を嘆いていたが、今回走って思ったのは、スピードも大事だが、スタミナはもっと大事だということ。

体にエネルギーが貯まり、体力が積み上がっていくように、練習を工夫するのはもちろん、食事や睡眠など、生活全体に気を配っていこうと思う。

そして、さっきも書いたが、これまでマラソンできついのは脚が疲れて動かなくなることだったが、最近は心肺が辛い。走っているときの心拍数は以前と同じくらいだが、最大心拍数が下がっているので、よりきつく感じる。

最大心拍数は大学生のころから、3年くらい前までずっと200程度だったが、この3年で180くらいまで下がった。特にこの半年では5くらい下がっている。

この最大心拍数の急低下が長距離走のパフォーマンスに大きく影響しているのは、体感的に明らかだが、なぜ最大心拍数が低下しているのかはよく分からない。

原因として一つ思い当たるのは、睡眠時無呼吸症候群。近年、寝ているときのいびきがひどく、時々、呼吸が止まって、おぼれているみたいだと奥さんに指摘されている。今度ちゃんと調べてもらおうと思う。

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