こんにちは、ぴぴおです。
この間の日曜(9月11日)は、Outrun Cancer with Free 10というイベントに参加してきた。
ニュージーランド出身の大嶋バニッサさんが、ガンになった高校時代の友人、キャロラインさんを励ますため、治るまで毎日休まずに走ると約束し、それを実行。この日で連続ランニングが10年に到達したのを記念してバニッサさんが自ら企画したイベントだ。
僕も昔、連続ランニングに挑戦していたことがあって、365日連続を達成してStreak Runners Internationalという団体に登録してもらい、バニッサさんとはそのつながりで知り合った。当時、日本在住のランナーで登録されていたのは僕とバニッサさんの2人だけだった。
僕は1000日連続を達成してやめたが、僕より早く連続ランニングを始めていたバニッサさんはその後も走り続けた。
しかし5年間の連続ランニングを達成したころ、なんと自分が乳がんになってしまう!
バニッサさんがそれをニュージーランドのキャロラインさんに電話で報告すると、今度は治療が一段落していたキャロラインさんがバニッサさんのために毎日走ると約束。夜中の11時半に電話を切るとその日が終わる前に走りに出かけ、何とそれ以来、5年間毎日走り続けている!
連続ランニングが10年に達したということは、バニッサさんはガンの闘病中も走り続けてきたということ。乳房の全摘手術をしたのだが、手術当日は早朝に走り、翌日は医師の許可を得て、傷口が開かないように腕を動かさず、汗もかかないようにゆっくりと、病院の廊下を行ったり来たりして2キロ走ったという。すごい執念・・・。
ここでもう一つ感動的なお話が。バニッサさんはそれまで、キャロラインさんの放射線治療と同じくらいの時間になるようにとの考えから、毎日、屋外で5キロ以上走ることを自らにノルマとして課していたが、さすがに手術でそれはできなくなり、「屋外・屋内にかかわらず1マイル(約1.6km)以上」というStreak Runners Internationalの公式ルールに従って連続ランニングを行うことにしたが、なんと病院の担当看護師の一人が、「5キロに足りない分は私が走る!」と言って、3キロ走ってくれたそうだ。
このイベントでは、「どこからいつスタートしても良いが、決まった時間に10キロ(以上)走って集合場所にやってくる」という「Free 10」のスタイルが採用され、新豊洲Brilliaランニングスタジアムに集まった後は、バニッサさんと、箱根駅伝の2代目山の神、柏原竜二さんのトークショーが行われ、そこで上記のエピソードも披露された。
僕は、土日のどちらかに30キロ走る練習サイクルだったので、土曜に30キロ走って、日曜はこのイベントでのんびり10キロ走ろうと思っていたが、土曜に血液検査を行うことになり、ロング走ができなくなってしまったので、日曜に30キロ走をすることにした。
具体的には、日比谷から皇居を3周して(15キロ)、その後、豊洲に向かい(約5キロ)、豊洲周辺で10キロ走るという計画。もっと遠くからスタートすれば、いろんなところが走れて楽しかったかもしれないが、道に迷うリスクがあるので、無難なルートにした。
久しぶりに荷物を背負って走ったので最初は走りにくくて調子が出なかったが、皇居3周目は気持ちよくペースアップできた。
30キロ走ったとはいえ、皇居を3周走った後は、途中、写真を撮ったり、信号で止まったりすることが多かったせいか、比較的楽だった。
トークショーの後は、久しぶりに会ったランニングチームの仲間十数名くらいと飲み会。楽しかった!
2022年10月27日追記:イベントのことがYahooニュースに採り上げられていた!