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ガーミン手首心拍計の精度の問題はこれで解消

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みなさん、走っていますか。ぴぴおです。

ガーミンの手首で測る心拍計は精度が低くて困る!

こんな悩みを持っているランナーは多いのではないでしょうか。今回はこの悩みの解消方法を紹介します。

手首で測る心拍計は精度が低い

僕もガーミンの手首で測る心拍計(光学心拍計)の精度に不満を持っている一人です。ちなみに使っているガーミンはForeAthlete 245ですが、ガーミン製に限らず、光学心拍計はどのメーカーのものでも、今のところ精度は十分ではないようです。

日常生活での心拍数はそこそこ正確に計測しているような気がしますが、特に運動中の心拍数の測定精度が低いように思えます。

運動の強度の変化に応じた心拍数の変化を捉えないことが多いのです。例えば、ランニング中にペースを上げても心拍計の数字が上がらなかったり、ゆるジョグの日でもインターバルの日でも同じような数字が出たりします。まともに計測できていると思える日もあるのですが、そうでない日もよくあります。

これでは、心拍計を見てトレーニングの強度を適正な水準に保つことや、練習を通じて心肺機能が向上したかどうかを確認することができません。

心拍計の精度の問題はこれで解消

この問題を簡単に解消できる方法があります。

胸ベルト式(胸で測るタイプ)の心拍計を買ってペアリングすれば良いのです!


少し出費は必要ですが、僕は実際に買って使ってみたところ、大いに満足しています。

精度が格段に上がり、運動強度や自分の体力がより正確に分かるようになったので、練習の調整をしやすくなったうえ、データをみるのがいっそう楽しくなりました。加えて、ガーミンの体調管理系の機能をより有効に活用できるようにもなりました

以下では、胸ベルト式の心拍計のメリット、デメリットと、心拍計の設定方法を説明します。

胸ベルト式心拍計のメリット

胸ベルト式のメリットは、なんと言っても精度の高さにあります。

光学心拍計は上述のように、運動していないときの心拍数はそこそこ正確に計測してくれるようなので、日常生活における心拍数をモニタリングするのには有効です。

しかし、心拍数が急に高くなる運動などでは、かなり精度が低くなる傾向が見られます。それに、買った当初はきちんと測定されているようでも、数ヶ月経つと精度が落ちるような気がします。僕はGarmin ForeAthlete 235と245を使ったことがあるのですが、どちらもそんな感じでした。

胸ベルト式の心拍計に替えることで、この問題は一気に解消しました。

例えば、ビルドアップの時の心拍数のグラフはこんなに改善しました。

こちらは光学心拍計で計測したもの。

こちらは胸ベルト式で計測したものです。

どちらも同じコースで、ほぼ同じようなペースで走ったときのグラフです。どちらが正確かは一目瞭然でしょう。

心拍数が正確に計測されると、予想タイム、リカバリータイム、VO2Maxといった指標の信憑性も高まります。というか、正確に測定されなければ、これらの指標は意味をなしません。

ちなみに僕の場合、新しい心拍計を買う直前に光学心拍計で20キロのスロージョグをしたときに誤計測で心拍数が異常に高く出て、トレーニングステータスが「オーバーリーチ」になっていました。そのため、胸ベルト式に替えた後、負荷が急激に軽くなったと判断されて、トレーニングステータスが2週間くらいにわたり「ピーキング」になりました。

もちろん、誤計測が絡んだ「ピーキング」判定なので、体調がそこまで良かったわけではありません。誤計測の影響は、このような形で予想以上に長期にわたり表れるのです。

胸ベルト式のデメリット

胸ベルト式の心拍計にもデメリットはあります。

第一に、装着するのが多少面倒なうえ、人によっては装着時に違和感を感じます

それに対し、光学心拍計は普通に時計をするだけなので、余計な手間もかかりませんし、違和感も感じません。

また腕時計としてほとんど一日中装着していることもできるので、ライフログ(日常生活における心拍数などのデータ)を取るのに非常に便利です。胸ベルト式では、こうはいかないでしょう。

第二に、静電気(乾燥)に弱いという問題があります。

そのため、装着するときにセンサー部分を水で濡らす必要があるので、装着がさらに面倒になります。また冬場は、汗をかくまで正確に心拍数が測れないことがあります。

しかし、冬場の精度の問題は、胸に通電ジェルを塗ると解消できます。保湿クリームも、ものによっては使えます。ちなみに、オロナインH軟膏を塗ってみたらうまくいきました。

これらの問題を差し引いても、運動時の心拍数を正確に計測できるというメリットの大きさを考えると、シリアスランナーには胸ベルト式の心拍計が絶対お勧めです。

光学心拍計がついているウォッチを買ってしまった人も安心してください。胸ベルト式の心拍計を買い足せば、ペアリングして使うことができます

しかもそうすることで、日常生活では光学心拍計で心拍数を計測し、運動中は胸ベルト式心拍計で計測するという「いいとこ取り」が可能になります。

胸ベルト式心拍計は一度設定すれば、次からは装着すると自動的に認識して使えます。光学心拍計からわざわざ切り替える作業も要りません。

胸ベルト式心拍計の設定方法

では、胸ベルト式心拍計をGarmin ForeAthlete 245にペアリングする方法を説明します。

僕が使用した心拍計はガーミンの純正品の一つですが、他の製品でもやり方は同じです。

  1. 心拍計のセンサー部分を水で濡らす
  2. 心拍計を胸に装着する(※装着しないと、心拍計が起動しないので認識されません)
  3. ガーミン本体のUPボタン(左側真ん中のボタン)を長押しする(※ForeAthlete 245の場合です)
  4. DOWNボタンを何回か押して、「センサー」を選択する
  5. 「センサー追加」を選択する

これで自動的に認識されるはずです。

まとめ

胸ベルト式で計測すると、日々の体調のわずかな変化や、体力のわずかな向上に気づくことができるので、効果的な練習ができるうえ、モチベーションも上がります。

胸ベルト式の心拍計、絶対お勧めです!


↑こちらは純正の普通の心拍計。

こちらはランニングダイナミクスも計測できる高級版。

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POSTED COMMENT

  1. まほろば より:

    有用な投稿、興味をもって拝見しました。
    是非ご教示ください。
    心臓治療中の者です。
    日常生活の心拍数が120以下に維持しなければなりません。
    文中の時計型で上限心拍数を設定し、超えればアラームが鳴る機能はありますでしょうか?

    • ぴぴお より:

      まほろば様
      コメントありがとうございます。
      心拍数のアラームの件ですが、運動中の心拍数の上限や下限を設定して、それを超えるとアラームが鳴るようにすることはできますが、運動モードがオフのときは設定できないと思います。
      ただ、GPSを作動させないヨガモードなどで上限心拍数を設定すれば、そこそこ長い時間、アラームを機能させることができると思います。
      心臓治療中とのことですが、これから寒い季節になってきますので、どうぞご自愛ください。

  2. まほろば より:

    ありがとうございました。
    機能が設定できることがわかりましたが、モードの選択等もう少し調べてみます。
    再度おたずねする時は、よろしくお願いします。

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